高柳の名場面。
高柳というキャラクターは、いまいちこれまでどこかニヒルで、武芸百般という肩書きの他、
目立たぬ男であったが、物語の終盤の少刑篭城のあたりから徐々に目立ち始める。
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兄貴・・・おれは兄貴にめぐり会えて幸せだった・・・・おれは兄貴に会ったおかげで、男として戦いぬくことができた。
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この時点ですでに死を覚悟している高柳。男として生きてこれたことを誇りに思う、と。
数々の命を失いつつも、荒法師と二人、何とか地上まで辿り着く。しかし待ち受ける機動隊の前に荒法師が・・・。
そして一人になりつつも、その凄まじい強さで、機動隊と次々となぎ倒す。だが次々と襲い掛かる機動隊。
とうとう腹に銃弾を食らう。
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おれたちは勝つ!おれという個人がここで倒れても、おれたちは勝つ!
おれには兄弟がいる!仲間がいる!最後の勝利はおれたちのものだっ!!
流の兄貴・・・・・・・
そうですよね・・・・・
機動隊の凶弾を食らいつつ、立ったまま絶命。
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