- 第1巻
私立の青雲学園は、生徒のひとり神竜剛次が私物化していた。
思いあまった校長は、少年刑務所から”父親殺し”の罪状をもつ流全次郎を呼び、特待生として迎える。
流は、少刑の仲間・五家宝連の五人と共に、神竜に戦いを挑む。
神竜組四天王のひとり、大田原を倒した流は、全生徒に、神竜組に対抗できる軍隊をつくろうと訴える。
だが神竜は、プロのケンカ屋をやとい、訓練中の流と、その数人の軍隊になぐり込みをかけた。
-
第2巻
対する神竜は、太極拳の達人チョウを呼び、流を抹殺しようとした。
-
第3巻
神竜は、フットボールの試合にワナをかけ、流たちを校内から追い出す。
態勢をたて直した流たちは、学園に攻めこむが、神竜一派の姿はなく一人の怪しい少女が現れる。
そして数日後、第一の犠牲者がでた。
-
第4巻
流は神竜の卑劣なワナにかかり、とらわれの身となる。
流の仲間・五家宝連は、少刑OB連と共に、流を救出するため神竜組を襲撃する。が、失敗。岩瀬は傷つき、流は再びつかまってしまう。
その頃大田原は、悪を憎む男の集団・関東連合に単身でかけ、共に力をあわせ、神竜を倒そうと要請する。
いっぽう神竜たちは、傷ついた流と岩瀬を連れ、錦花校攻略をめざし進撃を開始した。
-
第5巻
かけつけた五家宝連と総長・堀田英盛の率いる関東連合に救出された。
流と、それを助ける堀田対神竜の死闘が開始。流と堀田のふかい友情の前に、神竜は強い屈辱を味わう。
流は第二青雲学園を設立−神竜をおそれる生徒たちに活をいれようとする。怒り狂った神竜は、処分屋とよばれる男達を学園にさし向ける。
恐怖にかられた生徒達は、自らを守ってくれた少刑OB連に襲いかかった。流の怒りが爆発−ついに男の誓いを破ろうと決意した。
-
第6巻
-
怒りに燃えた流は、一度は、生徒たちを見捨てようと決意するが、捨てきることができなかった。
一方、神竜は、悪の切り札・朽木威作を神竜組副官として迎え、流全次郎孤立作戦を命ずる。
朽木は、流と五家宝連の仲を引き離すため、卑劣な手段を用い、伊庭を、神竜のもとに連れこむ。
-
第7巻
-
流と堀田たちの一団は、神竜に捕らえられた白島を救うため、錦花校に進軍を開始・・・だが、待ちうけていた”影の軍隊”に、叩きのめされた。
さらに、神竜組副官・朽木威作のワナにかかった伊庭をめぐり、流たちのあいだに、きまずい動揺がおきる。
流たちの団結がくずれることを恐れた伊庭は、五家宝連から身を引くことを決意し、ひとり立ち去る。
絶望のどん底におちいった流が、少刑に帰ると、そこには、さらに卑劣な神竜の手がのびていた・・・・・・・!?
-
第8巻
-
神竜剛次の野望のため、流全次郎は、仲間の五家宝連と離され、一人北海道の軍艦島刑務所に送られる。
そこは、凶悪犯ばかりを収容する恐ろしい場所だった。
入所そうそう、流の前に、大御所とよばれる、島の実力者が出現。
大御所は、太極拳の技を使い、なぜか、神竜と流のすべてを知っていた。
さらに意外なことに、大御所は、流の父の親友であった。
大御所とともに戦う決意をした流は、そのてはじめとして、所長を人質にとる。そして・・・・・・・
-
第9巻
ある日、神竜がとつぜん軍艦島にくるが、所長は、すでに島が、流たちに占領されていることを暗号でつたえ、助けを求める。
一方、五家宝連と大田原は、流を救出するため、北海番町連合と共に大船団をくみ、軍艦島に向かう。
再開を喜びあう流たち・・・だが、神竜もまた、軍艦島を奪い返そうと、大軍を率いて、進攻を開始。ついに大海戦の火ぶたがきられた。
-
第10巻
-
激しい戦闘のまっただなか、流と神竜は、軍艦島最下階で再び対決。
が、その時捕らえていた所長が現われ、ポパイを刺し殺し、さらに、流めがけて銃を撃つ。その凶弾が、流をかばう南条の胸に・・・・・・!?
-
第11巻
南条は敵の凶弾を胸にうけるが、最後の力をふりしぼり、流に、己の命と引きかえに、太極拳の極意を授ける。
怒りに燃えた流は、仲間の囚人達を先に脱出させ、自らは、五家宝連大田原と共に、神竜を人質に使い、軍艦島を離れる。が、流は、荒れ狂う波にのまれ、その姿を海中に消す。
東京に舞い戻った神竜は、ついに全関東の高校制圧に乗り出す。一方五家宝連と大田原は、神竜とその配下に宣戦を布告、無差別攻撃を開始。
だが、その5人にも、神竜警察と名乗る、強大な組織の手がのびた。
-
第12巻
岩瀬と高柳の二人は、神竜警察にとらえられ、青雲学園に監禁される。
より巨大な権力と、富を手にいれようとする神竜は、涼子と正式な婚約を行う。その、ひろう宴のさなか、今は盲目となった流と伊庭が出現。二人は涼子を連れ、追っ手をまくため霊柩車に乗り、脱出をはかる。
流を追い、青雲学園に向かった神竜は、途中、堀田の配下・関東連合の封鎖線を突破するため、流たちが乗っているのもしらず、霊柩車にはいりこむ。
その頃、青雲学園に乗りこんだ五家宝連、大田原、堀田、倉本たちは仲間の二人を救出。が、その前に、影の軍隊が姿を現わす。
-
第13巻
青雲学園を舞台に、流と、影の軍隊の壮絶な戦いが開始。しかも流は盲目であることをかくすため、目かくしをつけ、影の軍隊に立ち向かう。
目の前で、次つぎと隊員を倒された影の軍隊、隊長・李大広は、流に試武を申し込む。
一撃必殺の技をもつ両者の対決。が、なぜか李は、流に対し、技を教えこもうとする。
ついに流の必殺技、猛虎硬爬山が爆発−李は地上に倒れた。
隊長の仇をうとうと、流に殺到する隊員たちを、李が制止。自分が昔流の拳法の師、陳泰明、南条五郎の弟弟子だったことを告白。
が、その時また、李に裏切られ、怒りに燃えた神竜が、再会を喜ぶ、流と五家宝連の前に、立ちふさがる。
-
第14巻
今は亡き、李大広の必殺技をうけ失明した神竜は、自宅に閉じこもり目と心の傷をいやしていた。
その頃流は、神竜の手から青雲学園を取り戻すことに成功、学園には再び生徒たちが集まり出す。
そんなある日、流は、生徒の父兄と名乗る、四人の男女に襲われる。
しかもその四人は、神竜を背後であやつる”影の総理”が、自らおくりこんだ刺客だった。
一方、目のなおった神竜も、影の総理の呼び出しを受け出頭。影の総理は、神竜のあまりに優れた力に恐れをいだき、若隠居を命じた。
閉門の身となり、伊豆の山荘にとじこめられた神竜は、再び社会の表舞台に立つため、脱出を図り、留守居役・伝場にとびかかる。
-
第15巻
神竜は、不可能とも思える鬼吠山荘から脱出に成功、姿を消す。
一方、流たちは、今は亡き師・南条の遺言にしたがって、南条の最後の同士・竹野完をたずねる。
ひん死の床にある竹野は、息子の了に、流たちに協力するよう命じる。
だが、了は、すでに影の総理の配下となっていた。
そして、了の手引きで、恐るべき拳法を使う”殺人機械”が、流と五家宝連の前に姿を現わす。 ※伊庭と大杉はスイスへ飛ぶ
-
第16巻
指揮をとる岩瀬は、盲目の流と仲間の危機を救おうとして、悲運な最後をとげる。この悲惨な戦いのさなか、流の目は奇跡的に視力を回復する。
そんなある日、流たちは、伊庭と大杉の帰国の知らせをうけ羽田にむかうが、すでにそこには、影の総理の配下の手がのびていた。
-
第17巻
きり札ともいえるこの資料も、裏付けとなる物的証拠が欠けていた。
影の総理の正体をあばくため、流たちは神竜のかくれ家を急襲。が、壮絶な戦いのさなか、影の総理の特別公安機動隊の包囲網にかかる。
しかも、その機動隊を指揮するのは、神竜のかつての部下で、不気味な男・鳥川を従えた桜魔子だった。
-
第18巻
流は、機動隊の包囲網にかかり、高柳、長浜の二人とともに、捕らわれの身なる。
だが、動物使い・長浜の奇策で脱出に成功。関東少年刑務所にもどり、その全勢力を結集させ、最後の戦いを決意。
しかし、神竜もまた新たな組織をつくりあげ、進攻作戦に着手する。
-
第19巻
流は、番町連合の堀田英盛、こじき横丁の倉本信二らの同士を、関東刑務所にむかえる。そしてさらに、軍師・伊庭の作戦どおり、少刑内に手を加え、堅固な要塞とし、篭城策をとる。
一方、流 (誤字。流ではなく神竜。)は、日本を裏で支配する影の総理の力を背景に、配下の高校生を結集、大部隊を率いて少刑を包囲する。
そして、少刑攻略の切り札としてゲリラ戦の殺人プロ集団・特務攻撃隊を、闇にじょうじておくりこむ。
だが、流らは、いちはやくこれをしり、ここに、壮絶な攻防が展開された。
-
第20巻
特務攻撃隊を
壮絶な攻防のすえ撃退。
怒りに燃える神竜は、流の母のニセモノをしたてあげ、からめ手から流たちの結束を乱そうとする。
その悪どい策にのった、五家宝連の一人・大杉五郎は、ワナともしらず、流の”母”を連れ戻そうと、ただ一人、敵陣へのりこむ。
-
第21巻
- 成功したかに見えた大杉の奪還劇であったが、特務攻撃隊の宮口の銃弾をくらい、少刑で大杉は果てる。
友の死を悲しむ間もなく、流は反撃を決意。少刑内部にはりめぐらしたワナを利用し、神竜をおびき出す。いままた対決する、神竜と流・・・・・
-
第22巻
影の総理は、ついに、神竜を流ともども一気に始末しようと画策。特別公安機動隊に命じ、神竜とその部下・朽木を連行し、二人に死を宣告する。
一方、流たちは、地下にはりめぐらせた抜け穴を用い、神竜邸包囲作戦を開始。
だが、いちはやくこれを察知した特別公安機動隊の大包囲網に引っかかる。
ついに、こじき番町・倉本信二をはじめ、若き戦士たちは、つぎつぎと敵の狙撃のまえに倒れる。そしていま、堀田英盛に数発の凶弾が・・・・
-
第23巻
-
堀田もとうとう死す。
影の総理は朽木を射殺するが、神竜はかろうじて逃亡する。
そしてさらに、僚友・高柳も、流たちを救うため、超人的な戦いのすえ、壮絶な最期をとげる。
やっとの思いで脱出に成功した流たちは、再び神竜邸をめざす。そして、神竜もまた、影の総理の正体を暴露すべく、ただ一人敵地・神竜邸に乗り込む。
-
第24巻
ここに流と神竜の戦いは、最終段階に突入。二人は、おのおのがもつ資料を自分のものとし、影の総理を倒すきめ手にしようと決意。青雲学園を舞台に、たがいの命と資料をかけ、壮絶な戦いを展開。
そしてついに、流の必殺技が、神竜のわき腹に・・・・・・
-
第25巻
- 神竜死す。そして、山際涼子も桜魔子に刺殺される。桜魔子もまた、逃亡の折、長浜の活躍により、交通事故死。
流は神竜より、神竜の母が自殺に使った短刀を受け取る。
影の総理邸で園遊会が開かれる日、仲間達に見送られながら、一人、影の総理のもとに向かう流。
影の総理を前に短刀を構えつつ走る流。待ち構える狙撃手達・・・・・・
|
男組カテゴリー
序
男の生き様
男の死に様
結
その他
|