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戦闘

概要

総頁数
214頁
登場人物
  • 岡部正
  • お父さん
  • 岡部幸子
  • 佐野(片手片足の男)
  • 高橋
  • 馬場
  • 中西

要点

岡部正は礼儀正しく正義感の強い子で、その父親もまた異常すぎるほど親切な男であり、正は父を尊敬していた。
ある日片手片足の男より父の秘密を聞く
おろちは正の父の戦争当時の父の記憶を読みとる。ガダルカナル島で、日本軍の兵士達は飢えに苦しむあまり、死んだ仲間の人肉を食した。正の父は最後まで食べようとしなかったが、佐野より食わされる。更に、佐野の提案で仲間の兵士を自ら殺し食うことにして生きながらえる。佐野は爆薬にうたれ負傷。ここで、撤退命令が下される。
岡部は佐野が自分を最後の食料として生かしておいたのだ、と佐野をののしり、佐野の片腕をもぎとり、自分だけ脱出に向かう。
ある日、郊外授業の際、友人らに誘われ洞窟に入る。洞窟が崩れ、生き埋めになる。そこで正はあの日以来不審を抱いた父のようなことはしまいとするも、極限状態での仲間の冷酷な態度を肌で感じる。何とか助かるも、再び登校した学校では仲間の裏切りを目のあたりにする。
正は父に山登りに誘われる。正は父が自分を殺すのではないかと疑いつつも行くことにする。難所で正が足を踏み外した時、父より人肉を食した事実を告白される。
麓でふたりの帰りを待つおろちがいた。

解説

戦争という極限の状態の中、生きるために父は人肉を食した。生きるために仲間を殺し、食した。生きることへの執念が人をここまでさせるのである。
人肉を食することはタブーである。しかしこの状況下でそのタブーを破ったからと言って誰が責められようか?全て生きたいという生への執着からきた悲しい物語である。
実際正は洞窟での生き埋め事件で同じように極限の状態を経験する。人間のエゴイズムを自らも感じた。弘は理性で抑えたが、仲間は・・・。
極限の状態において人間の本性は悲しいくらいに突出する。エゴの塊となり、全てが自分本位になる。それが悪いことだとは思わない。人間ってそういう生き物だと思う。

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