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骨概要
要点千恵は東北の子吉村に生まれた。愛情の無い父、恐ろしい継母、寝たきりの祖父という家庭で不幸な少女時代をすごす。 千恵は美しい娘だった。千恵は持ち込まれた結婚話を承諾し、夫との夫婦生活を送ることとなった。実家とは打って変わって幸せな生活をおくる。 しかし、夫は交通事故にあい入院。退院するもしばらくすると崖から足を滑らし死亡する。 おろちは悲しみに打ちひしがれる千恵をみて、主人を生き返らせることにを決意する。(厳密にはおろちの作った人形に魂を吹き込むというもの)全精神をついやすも、失敗する。主人は腐りかけた不完全な状態で復活、おろちの病院に運び込まれる。 喜びいさみ千恵に伝えようとするおろち、しかし千恵はすでに大森という男と再婚していた。そして夫もまたおろちの病院から姿を消す。おろちは二人がめぐり合うよう念をかける。 二年後、千恵の嫁いだ大森家に生き返った前の夫が現れ、息子のジュンをさらう。その時千恵に渡した手紙から千恵は前の夫との待ち合わせ場所に向かう。 前の夫は千恵を生き埋めにしようとするが、おろちがそれを阻止。 ここで、千恵が障害の残る夫との苦労生活を忌み前の夫を殺害したことが明らかになる。 千恵は前の夫を再度崖から突き落とす。(千恵を不審に思ったおろちが大森家に偽物のジュンの腕の切はしを送ったことから千恵はジュンがすでに死んだものと思っている) おろちが海辺の廃墟に行ったときにはすでにジュンは朽ち果てた死体となっていた。 解説幼少期の苦労がトラウマとなり、千恵は苦労生活を忌み嫌う性質を持った女となる。そんなことから前の夫を殺害するに至ったのであるが、ここに千恵のエゴイズムが溢れている。 そしておろちの術により半死体でよみがえった夫、腐り続ける体、しかし生きている恐ろしさ。日ごと骨になっていきつつも、復讐の炎を燃やす。結局、夫の復讐は成しえなかった訳であるが、一番の被害者は紛れもなくジュンであろう。 この話で一番特筆すべきは、異常なまでにおろちが首を突っ込んでいる点である。これまでほとんど傍観者でしかなかったおろちが、物語を主役的に展開していく。 ここでの加害者は、知恵、そしておろちなのである。 人間のエゴイズムから悲しいエピソードが展開される。結局、人は自分の不幸を最も嫌う生き物であり、それが人の悲しい性なのである。 スポンサードリンク
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