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ふるさと

概要

総頁数
118頁
登場人物
  • 杉山正一
  • かあさん
  • とうさん
  • 信男
  • 英二
  • 良子
  • 新次
  • 健ちゃん

要点

杉山正一は中瀬村に生まれ育つも、学校を卒業すると田舎を後に都市へ出る。友人の裏切りをきっかけに、だんだんと素行がわるくなり、町から町を転々とする。
そんな中、街でのチンピラとの喧嘩で重症を負い、生死の境を彷徨う。
中瀬村に久々に帰った正一。 中瀬神社には夜青白く光るという伝説のある石がお堂に祭られており、誰も近づかなかった。 かつて正一は幼馴染の良子をお堂に閉じ込めたことがあった。
良子の息子新次は睨むと人を殺すという恐るべき能力を持っていた。
新次を筆頭に子供達の様子がどんどんおかしくなり、ついには村人全員がおかしくなってしまい村のあちらこちらを壊していく。神社の光る石の影響のようである。
村を包囲され、おかしくなったかあさんに正一も光る石を触らせられそうになるところを間一髪おろちが石を砕く。
おろちが気がついたときはすでに村は無く、町のおばさんに聞くところによると三年前の台風で中瀬村は全壊したとのこと。
正一は依然病院で生死を彷徨っていたが、破片がいつの間にか無くなり奇跡的に助かった。

解説

正一が病院に運ばれた時以降の中瀬村でのストーリーは夢か、現か、ふるさとを想う正一の一念が具現化したと考えるのが妥当であろう。正一が作り出した奇妙な幻想である。病院での正一と中瀬村での正一との二重のストーリーとなっている。
中瀬神社の光る石がキーワードになっており、新次に不思議な能力が備わったのも、良子が昔お堂に閉じ込められたことが起因していると考えられる。また、最後に正一の頭にはいっていた破片が消えたのもそれかもしれない。ふるさとの奇妙な幻想が消え、頭の破片も消え、結果的に正一は助かった。
いずれにしても、新次のおそるべきパワーには目を見張るものがある。異形の技と子供らしい残酷さが何とも恐ろしい。
集団の中で自分一人だけ正常というのは怖いものがある。しかし、正常ということはどういうことになのであろうか。ある意味常識というものは常に多数決であって、多数が良しとする風潮が人間社会にあるということは否めない。

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