【第1話】うずまきマニア:その二

 

 

秀一の父の火葬が執り行われる。父を焼いた火葬場の煙はうずまき状に回りながら、トンボ池に吸い込まれていく。

その煙は崩れながら、父の変死した顔のように姿を変えるのであった。秀一の母はそれを見て発狂してしまう。

 

ここでは一連の出来事でうずまき恐怖症となり入院に至ってしまった、秀一の母がクローズアップされる。

 

母は、うずまきをなんでも怖がり、つむじを怖がって頭を丸めたり、指紋を鋏で切り取ったり、体のうずまきの部分をことごとく取り払おうとしだす。

 

変死した父の悪夢と幻影にうなされ、とうとう、耳の中のうずまき「蝸牛」を取り払おうとして耳を鋏で抉ってしまう。そして、病室で息絶える。

 

母を焼いた火葬場の煙はやはりうずまき状に回っていた。

 

 

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